「旅をしながら働く」という生き方は、近年、多くの人にとって憧れの生き方となっています。
内閣府の政策の中で、「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する
意識調査」についてという調査によると、家庭や個人の時間を大切にしたいという希望とは相反して、仕事の割合が極端に大きくなっているのです。
だからこそ、旅が好きな人からすると、好きなことを仕事にできれば、ワークライフバランスも保てるのではないかと考えているのではないでしょうか。
海外ノマドやノマドワーカーという言葉が広まり、自由な時間と場所を求める人々が増えました。
誰もが「自分の好きな仕事をしたい」と考えますが、現実の壁にぶつかり、夢を諦めてしまうケースも少なくありません。
家庭の事情、金銭的な不安、社会のプレッシャーなど、障害は多岐にわたります。
しかし、そこで立ち止まるのか、あるいは挑戦を続けるのかはあなた次第です。 当記事では、旅をしながら働くことの魅力とオススメの仕事、夢を追い続けた人と途中で諦めた人の末路を比較していきます。
なぜ一部の人は挑戦を継続できるのか?
また、諦めてしまった人たちがどのような人生を歩んでいるのか?
旅する働き方を実現したいと心のどこかで思っている人に向けた、希望と行動力を与える記事になっておりますのでぜひ参考にしてみてください。
旅行をしながら仕事することの魅力5選
結論から伝えると、旅をしながら仕事をすることは可能です。
ここでは、自分の好きな場所へ旅をしながら仕事をすることの魅力についてお伝えしていきます。
※会社都合での旅(出張)が多いとは別です。
仕事に対するモチベーションが上がる
旅先で仕事をすると、普段の生活環境とは異なるため気分があがり、自然とモチベーションも高まります。
リゾート地や自然豊かな場所で働くと、心身がリフレッシュされ、仕事に対して前向きな気持ちで取り組めるようになります。
特に創造性が求められる仕事では、非日常的な環境がアイデアの発想が思い浮かぶこともあります。
また、現状、オフィス内でのデスクワークをしている人からすれば、毎日違う景色の中で働くことができることも魅力の1つです。
新しい価値観や考え方が手に入る
旅先での生活は、異なる文化や価値観に触れる貴重な経験をすることも可能です。
国内外問わず、さまざまな場所を巡ることで、自分の当たり前が他人の常識と違うことに気づき、広い視点で物事を考えられるようになります。
こうした気づきは、仕事や人間関係にポジティブな影響を与えますし、現地の人々との交流は「働き方」に対する新たなインスピレーションをもたらすことが多いです。
実際、私自身は毎日違う場所で働いている時もありましたが価値観や考え方は本当に貴重です。特にベトナムで働いていた時は、ベトナム人が働いて無さすぎて、自分の自己肯定感が上がったとともに、仕事に対する考え方も変わりました。
良くも悪くも仕事とプライベートが一緒になる
旅をしながら仕事をすることには、仕事とプライベートの境界が曖昧になるという特徴があります。
効率よく時間を使えるというメリットがある一方で、自己管理が重要になります。
休日気分で怠けてしまうリスクもあれば、逆に「いつでも仕事ができる」状況が、心身の疲労を引き起こすこともあります。
ですが、自分の好きなことと仕事を掛け合わせることができることはメリットの1つであると言えます。
とにかく自由
旅しながら仕事をする最大の魅力は、何といっても自由な生活を満喫できることです。
時間や場所に縛られないため、自分のペースで働けるだけでなく、その日の気分で滞在場所を変えることも可能です。
ワーケーションやリモートワークが普及したことで、多くの企業も柔軟な働き方を認めるようになってきており、この自由度が、働く人のストレスを軽減し、生活の質を向上させる大きな要因となります。
私自身、家と職場の往復ばかりでつまらないと感じていたのが、ノマドワーカーとして働きだしてからは、毎日同じことの繰り返しが毎日新しいこととの出会いに変わりました。
コストを抑えることもできる
国内でも国外でもそうですが、今都会で働いている人からすると、コストを抑えながら豊かな生活を送ることもできます。
例えば、都内の賃貸料は都内のワンルームであれば月に10万円程度かかるところが、田舎や海外だと月に2,3万円で住めるところもたくさんあります。
また、海外の場合(アジア圏)、食費も抑えられる地域もあることから、生活費を全体的に削減することが可能です。
旅行好きに向いている仕事5選
旅行好きに向いている仕事といえば、旅行代理店をオススメする人がいますが、個人的にはオススメできません。
旅行代理店ではほとんどが、事務的業務で、社員自体が旅行に行くことが少ないことから、理想の生活からはかけ離れてしまうからです。
そのため、ノマドを経験した私が忖度なしに旅行好きにオススメしたい仕事を5つ紹介していきます。
アフィリエイター
まず最初にオススメしたいのがアフィリエイターです。
副業でアフィリエイトを始める人が増えてきていることからも、アフィリエイトの市場規模からしても、今後も拡大していく業界です。
そして、個人的にアフィリエイターをオススメしたい理由としては資産となるようなコンテンツを作ることができれば、労働を抑えながらでも稼げるようになっていくからです。
ある程度、労働も必要にはなりますが、コンテンツの投下数に応じて、稼いでくれるコンテンツが増えていくことから収入は二次関数的に挙げていくことも可能です。
ユーチューバー
旅行しながら仕事をするのにユーチューバーをオススメしたい理由は、あなたと同じようにいろんなところで働いてみたい、たくさん旅行したい、と思っている人は多く、旅行系のユーチューバーは伸びやすい傾向にあるためです。
また、ユーチューバーとして人気が出てくると、旅行に関わる内容を投稿していれば、旅行会社やホテル、観光施設などから無料での広告宣伝を依頼されることも多いです。
広告案件の相場は最低でも数十万円から数百万円に上ることもあるため、ユーチューバーとして成功した先には楽しい生活をできる可能性も広がります。
無在庫物販
せどりや物販ではなく、「無在庫」とわざわざつけたのは、在庫の管理や発送業務等で発送元にいなければいけないという縛りが発生してくる可能性があるからです。
無在庫物販であれば、海外のOEMが可能なサイトの商品をネットショップに並べて、売れたら海外から直送してもらうということが可能なため、リスクを最小限に抑えてビジネスができるだけではなく、面倒な手間を省くこともできます。
注意点としては、仕入れてみないと商品がわからないことや発送先で返品等が発生した場合の対処法をしっかりと考えておくことです。
コンサルティング
多くの人が取り組みやすいのがこのコンサルティングビジネスです。
私自身が当時海外や国内のいろんなところを旅しながらやっていた仕事がコンサルティングです。
コンサルティングとはクライアントが抱える悩みを解決するための方法を教えることですが、内容はキャリアやビジネス、人間関係、恋愛など様々です。
そのため、あなたの過去の悩みやその悩みを解決するにあたった理由をしっかりと明確にし、解決策を説明できるのであれば、あなたもコンサルティングビジネスをできる可能性は十分にあります。
転職支援
旅行をしながら仕事をしたい方にオススメしたい最後の仕事が転職支援です。
転職支援と聞くと、大手の転職エージェントを思い浮かべる方も多いと思いますが、ここでいう転職支援は、フルコミッション型の転職支援です。
転職エージェントの正社員としては働く場合、出社をしなければいけない会社が多いですが、フルコミッション型の転職支援の場合は、出社をしなくてもいい会社が実は多いのです。
私の周りにもたくさん転職支援をしている方がいますが、転職支援では、1件転職を支援するごとに100万円単位で稼ぐことができるため、転職ありきの時代において、あなたのやりたいことにマッチしているように思います。
営業トークや集客方法の確立は必要になりますが、できるように慣れば効率よく、旅行をしながら稼ぐこともできるため、オススメです。
世界旅行をしながら仕事をすることもできる
旅行しながら仕事をすることができる職業を紹介してきたように、国内だけではなく、世界旅行(海外旅行)をしながら、仕事をすることも可能なのです。
とはいえ、最初から旅行をしながら仕事をするために、フルコミッションの世界に飛び込める人は少数です。
だからこそ、最初は副業でいいので、まずは自分で稼ぐスキルを身につけることから始めてみることをオススメします。
厚生労働省が発表している「労働市場における人材確保・育成の変化」からも、今後の働き方についての課題が挙げられています。
その中で、ワークライフバランスの確保が課題として挙げられており、労働者が自身の理想のライフスタイルを実現できるようなサポートが必要と挙げられておりますが、実現は早くないでしょう。
だからこそ、副業からでもあなた自身が、夢を実現するために積極的に行動することが必要不可欠なのです。
旅行をしながら仕事をしたい、なんなら世界旅行をしながら仕事をしたいと思っているのであれば、理想を諦めずに、実現するために、今からできることを考えましょう。
旅をしながら仕事がしたいなら会社に縛られない生き方をしよう
これまで伝えたとおり、旅をしながら仕事がしたいのであれば、まずは会社に頼らない生き方をできるようになることが大切です。
会社員として働く生き方は良くも悪くも、会社によって左右されてしまいます。
中には、仕事の尻拭いばかりで疲れたという人も多く、仕事ができない人の顔つきに変わってしまっていることも少なくありません。
そして、上記の人たちに共通して言えることは、今の状況を変えて、やっていける自信がないということ、環境を変えるのが怖いということです。
実際、歳を重ねるにつれて、年収や役職が上がり、会社から抜けにくくなっていきます。
だからこそ、副業からでも早いうちから取り組み、自分で稼ぐ感覚を身につけておくことが大事なのです。
旅行をしながら仕事をするという夢を実現するためにも、会社に縛られない生き方ができるように、スキルを身につけることが大切です。
夢を諦めた人の末路とは?
夢を一度諦めてしまった人の声を集めましたので、ぜひ参考にしてみてください。
私は夢を掴みかけたものの、不況の波と体調不良により諦めた者です。
親友が質問者さまと同じ夢を持っていました。
喉に爆弾を抱えながらも夢のために頑張っていました。
今、彼女は別の仕事で自分の店を出すために頑張っています。
私も新しい夢のために地味ながらも安定した仕事をしつつ、副業をしています。
引用元:Yahoo!japan
私は漫画家になりたいという夢をもっていて、高校までずっと絵をかいてきました
でも絵をかいていただけで、漫画を一本仕上げたことなどなく、卒業するときにやっとこさかきあげた作品を某雑誌に投稿しましたが結果は悲惨なものでした。
それを機に普通に就職してすごしていましたが、起きて働いて食べて寝るという、なんの張り合いのない日々に生きる意味を見いだせず、2年たった頃にまた漫画を描く決意をしました。
才能のない私は生半可な努力ではだめだということもわかっていたので、毎月働きながら読み切りを一本描いて投稿していました。
大変でしたし寝不足でしたが、それまでの日々とはうってかわって、生きることが楽しいと感じるようになりました。
ちなみにそれから半年たったくらいに担当編集さんがつき、小さな賞ですがいくつかもらいました。
本格的なデビューに向け頑張っているところです
諦めたら負け
これは確実に言えることです
引用元:Yahoo!japan
上記の口コミからも分かる通り、夢を一度諦めてしまったとしても、再び、チャレンジしている人が多いんです。
結局、自分がどれだけその夢を実現したいと思っているかによっても、今やるべきなのか、今後実現する未来が来るのかが変わります。
夢を諦めてしまうと一生後悔することにもなる可能性があり、後悔ばかりの人生だと思い込んでしまう人もいます。
努力すれば夢は必ず叶うとはまでは言いませんが、夢を叶えられるのは、夢を実現しようと取り組んだ人だけです。
後悔しない選択をするためにも、まずはあなた自身と向き合うことから始めてみてください。
旅行をしながら仕事をすることに関するよくある質問
- どのような仕事が旅をしながらできるの?
- 主にパソコンがあればできるような、ノマドワーカーの仕事が代表的です。
会社に属している人よりもフリーランスとして働いている人の方が、旅行をしながら仕事をしている傾向にあります。
- 旅行しながら仕事をする場合、どんな準備が必要?
- インターネット環境の整備(スマホ、できればパソコンも)は必須です。ノートパソコンやスマホの契約時にテザリング機能もつけていると安心です。
- 旅行しながら働くメリットとデメリットは?
- メリットは自由な働き方ができることや、非日常的な環境で仕事に集中できること。
一方で、仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちで、自己管理が難しいというデメリットもあります。