コーチングは、自己成長や目標達成のための有効な手段の1つとして広く知られていますが、「本当に効果があるのか?」と疑問を持つ方も少なくありません。
実際にコーチングを受けた経験者の中には、期待した結果が得られなかったという声があることも事実です。
本記事では、コーチングが役に立たないという人の特徴やコーチングが役に立つ人の特徴を実際の体験者の声を通じて明らかにし、コーチングが本当に役に立つのか、それとも「コーチングは時代遅れなのか」を徹底解説していきます。
当記事を執筆している私自身は2021年にコーチングを受講しているため、受講したからこそ言えることも説明しています。
これからコーチングを受けるかどうか悩んでいる方は必ず最後まで読んでみてください。
コーチングが役に立たないという人の特徴3選
コーチングは自己成長や目標達成に効果的だと言われますが、すべての人に当てはまるわけではありません。ここでは、コーチングが役に立たないと感じる人の特徴を3つご紹介します。
すでにコミュニケーション力が高い人
コーチングは、対話を通じて自分の考えを深めたり、新しい視点を得たりすることができます。
しかし、すでにコミュニケーション力が高く、自分の考えや感情を整理して他人に伝える能力がある人にとっては、コーチングの価値が感じられにくいかもしれません。
人の意見を求めていない人
コーチングは、客観的なフィードバックをコーチから受けることで自分の思考や行動を見直すことができます。
しかし、自分一人で物事を解決することを好み、外部からのフィードバックや意見を必要としないと感じる人には、コーチングが意味をなさない場合があります。
変わる意志がない人
コーチングを通じて得られる気づきやアドバイスも、本人が変わりたいと強く思っていない場合は効果が薄くなります。
自分を変える意思がない、または現状に満足している人にとっては、コーチングはむしろ時間の無駄と感じることが多いです。
コーチングでは、受講生が変わるためのサポートを行うものであり、コーチが受講生を動かすのではないということを覚えておきましょう。
コーチングが役に立つ人の特徴3選
コーチングはすべての人に有効というわけではなく、特に効果が現れる人にはいくつかの共通した特徴があります。
以下の3つの特徴を持つ人は、コーチングの恩恵を最大限に受ける可能性があります。
現状に不満を感じているが、言語化できていない人
自分の現状に漠然とした不満を抱えているものの、それを明確に言葉で表すのが難しいと感じている人は、コーチングが大きな助けになります。
コーチとの対話を通じて、自分の感情や考えを整理し、次のステップへ進むための道筋を見つけやすくなります。
ゴールがどこかわからない、何が嫌なのかわからない人は当てはまります。
自己開示ができる人
コーチングは自分自身の内面を深掘りすることで受講生の心の声を引き出します。
素直に自分の感情や考えをコーチに伝えることができる人は、コーチからのフィードバックを効果的に活用しやすくなります。
自己開示ができることで、対話がより深くなり、成長や気づきにつながります。
コーチングを受講する際には、この人にだったら話せそうという感覚が大切です。
行動を起こす意志がある人
コーチングを通じて得た気づきや学びを実際に行動に移すことができる人は、結果を出しやすい傾向にあります。
単にアドバイスを聞くだけでなく、積極的に行動する意思があることで、目標達成に近づくことができます。
コーチングを受けて、自ら未来を変えるために行動できる人ほどコーチングは意味を発揮します。
コーチングで自信をつけることもできるため、今は自信がなくても大丈夫!
コーチングを受講したから言えること5選
当記事を書いている私自身、自分を知るために2021年に100万円以上かけてコーチングを受講しました。
コーチングを受講したからこそ、言えることを5つ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、1つでも当てはまるという方はコーチングを受ける意味がある人でもありますので、ぜひ無料コーチングからでも受講してみてください。
自分自身のことをより知れる
コーチングでは、受講生のことをコーチが深掘りすることから始まります。
(受講するコーチングによって異なる場合はあります。)
コーチからの質問に対して回答して行く中で、自分でもわかっていないようなことを聞かれることも多かったのを今でも覚えています。
特に、昔のことを振り返るケースも多く、これまでの自分の生い立ちから頭の中を整理して行くようになるので、自分の性格など自分自身をより深く知ることができます。
自分のことが好きではない、自分が嫌だと感じている人ほどコーチングを受けるべきだと実体験として感じています。
自分の価値観がどこで生まれたのかを知れる
あなたの中にも価値観は必ずあります。
例えば、私の場合であれば、「人に迷惑をかけてはいけない」という価値観がありました。
コーチングでは、なぜ上記のような価値観を抱えているのかということを深掘りしてくれたので、どの経験から生まれた価値観なのかを明確にすることができます。
また、価値観が生まれた経験がわかると、価値観を変えるとどうなるのかを考えることにも繋がり、固定概念を壊すことができるのです。
そのため、日常の中に変化がなくてつまらないという人はコーチングを受けると人生が変わる可能性があります。
自分のやりたいこととやりたくないことが明確になる
私自身、元々やりたいことはありませんでした。ただ単に、社長になりたい、お金を稼ぎたいという漠然とした目標だけはありましたが、何をやって稼ぐのかなどは明確ではありませんでした。
コーチングを受けていくと、僕はお金を稼いだり、社長になりたいのではなく、その先にある「人から羨ましくみられたい」という自己承認欲求があることがわかりました。
このように、コーチングでは、やりたいことが明確になることはもちろん、やりたくないことも明確になるため、人生で無駄な時間を過ごすことがなくなります。
これまでの人生で後悔することが多い人や人生をやり直したいと感じている人ほど、コーチングを受ける価値があります。
コーチングはコーチがアドバイスをするのではなく、自分の言葉を引き出してくれる
コーチングでは、コーチがアドバイスをくれるのではなく、受講生が自分の言葉で自分のやりたいことを導き出せるようにサポートしてくれます。
元々、言語化が苦手だった私はコーチから自分の言葉を引き出してもらった時により、未来が明確になりました。
例えば以下のようなイメージです。
なぜ→家賃:50万円、食費:10万円、旅行費:10万円、税金30万円程度が必要だから。
手段はいろいろあるが、自分のできることで稼げる範囲なので、まずは自力で100万円を達成できる個人向けのサービスを始める。(コーチング)
00万円の場合は月1人、50万円の場合は月2人、個別対応であれば月100人が必要。
つまり、個別で考えるのであれば、1ヶ月を30日とすると、1日3人以上は対応しなければいけない。
1人では難しい。だから周りの人の手も借りながら、自動的にコーチングを必要としている人が集まる仕組みを作る。
上記はとても大雑把に書いていますが、イメージとしては上記のような感じです。
なんとなくでも、自分の言葉で自分のやりたいことややるべきことを口にするため、行動に移しやすくなることは間違いないです。
月収100万円と言われるとぼんやりとしかイメージが掴めないと思いますが、1日に3万円、1日に3人という数字であれば、達成できそうかどうかイメージがしやすくなります。
コーチングは受けるだけではなく、自分から行動を起こすことが大事
コーチングはコーチが手取り足取り教えてくれると思っている人も多いですが、それは違います。
あくまでコーチはサポート的な立ち位置であり、全ての意思決定は受講生で行います。
そのため、自分の言葉で話すだけではなく、その言葉を現実にするために、自ら動いて行くことが必要になるのです。
自ら行動を起こすことが必要ということを必ず覚えておいてください。
まとめ|コーチングは人により役に立たないこともあるが、大抵は役にたつ
結論として、コーチングが必ずしも全員に適しているわけではありませんが、自己成長や変化を求めている人にとっては、非常に役立つ手法であることが多いといえます。
大切なのは、自分に合ったコーチングスタイルを見つけ、積極的に取り組む姿勢を持つことです。
コーチングは、人によってその効果に違いが出ることがあります。
たとえば、自分の現状に満足していたり、変わる意思がない人には、コーチングのプロセスが響かないこともあります。
しかし、多くの人にとってコーチングは、自己成長や目標達成のための強力なツールとなりますし、特に、自分の考えを整理できなかったり、行動を起こすための明確な道筋を求めている人には大きな効果を発揮します。
コーチとの対話を通じて、客観的なフィードバックを受けながら自己理解を深め、行動に結びつけることができるため、目標達成までの期間を短くすることができます。
コーチングが役立たないことに関するよくある質問
- なぜコーチングで効果を発揮しない人がいるのですか?
- コーチングが役に立たないと感じる主な理由として、コーチとの相性が悪いことや、自己変革の意志がない場合があります。
また、問題が明確に言語化されていない場合も、コーチングが十分な効果を発揮しないことがあります。
- コーチングの効果が感じられない場合、どうすればいいですか?
- コーチングの効果を感じられない場合、コーチを変えてみる、テーマを再評価する、あるいはもっと時間をかけて取り組むことが有効です。
また、コーチとのコミュニケーションを見直すことも大切です。
- コーチングはどんなテーマに対しては役立たないのですか?
- コーチングは、専門的なアドバイスや技術指導を求める分野には不向きです。たとえば、医療や法律のような専門知識が必要な場合は、専門家のアドバイスを求める方が効果的です。